ペイパルの安全性の問題?PayPal(ペイパル)で決済時より請求額が増えてクレジットカードの引き落とし(USドル建てになっている)原因は・・・

当店ではクレジットカード決済は、現時点(2021年1月)ではPayPal決済オンリーにしています。なぜなら私自身がカード決済で一番安全な会社(サービス)だと思っているから。

PayPal(ペイパル)・・は、プライベートで海外通販もたまにする私からみたら、通常のクレジットカードの番号を直打ちするよりも、よっぽど安心なシステムで、長年ペイパルを利用していて、たまーにわからない事を質問した時の対応からも良いイメージしかないのですが・・(商品が来なかったらキャンセルリクエストなど利用者の保護も手厚い)

しかし日本ではペイパルの認知度は驚くほどに低く(特に年齢が高い人)、当店のお客さまからも、よくペイパルが怪しい・・・どこの会社??と問い合わせがあります。

その際に「PayPalは日本以外の世界では、すごくメジャーな決済会社」です。とか、「メールとパスワードだけでカード決済が出来るので、店舗側にはカード情報が渡らない為とても安全です」とか、ペイパルを使うメリットと仕組みを説明しても、

電話をかけてくる方は、根拠があってPayPalが怪しい会社とか言っている訳ではないので、いくら電話で説明しても納得して頂く事が出来ません。

この記事を今読んでいる方でも、もしかして PayPal(ペイパルって怪しい?)と思ってアクセスされたかもしれないので、私なりにペイパルの使うメリットをまず説明します

PayPal(ペイパル)を何か新しいサービス・・と考えるのではなくて、日本におけるカード取次会社・・と同じ存在と考えましょう。日本では実店舗では銀行系の信販会社、オンラインはGMO等のネット系の大手が、皆様がカードを使う際に、購入している店舗とカード会社(VISA等)の間を、取り次ぎしてくれているのです。

皆様は取り次ぎ会社の存在は知らされていませんが、カード決済をする際は、お店の決済システム(端末)とカード会社の間には、必ず100%取り次ぎ会社が入って両者を繋げています。

(カード端末→取り次ぎ会社(どの会社か利用者には知らされない。○○信販とか)→カード会社(VISAやJCB)

これが、PayPalの場合はこうなってるだけ

(オンライン決済システム(PayPal)→PayPal→カード会社)

要するに、PayPalは「オンラインの決済に特化した」カード取次会社と理解するのが早いかも。

見えていない所で、日本の知らない会社が知らない間に自動的に取り次ぎしているのか・・世界最大手でオンライン決済専門で安全性を売りにしてPayPalが名前を出しているのか・・の違いともいえます。

でも、この違いが結構セキュリティの上でも大切だと思います。たまに、どこかのサーバーからクレジットカード情報が漏れた・・というニュースになることがありますが、その会社名をみて自分は無関係・・と思っているかもしれませんが、買い物したお店が、どこの取次会社を使っているかなんて、実際に決済した人にだってわからないのです。

アマゾンで買い物したとしても、取り次ぎ会社はアマゾンではありません。(アマゾンクラスになるとアマゾン自体の子会社?とか使っているかもですが)

となると、通販でクレジットカード番号を直打ちで買い物するって事は、その都度、知らない会社のサーバーに自分のカード情報をわざわざ残しているのと同じで、その会社が多ければ多いほど、ハッキングされて漏洩するリスクが高くなるって事なんです。

一方、PayPal(ペイパル)は、PayPal だけにカード情報を登録するだけ。要するに、取り次ぎ会社をペイパルと指定しているんです。

そうすれば、物理的にペイパル一社だけに情報を預けているので、ハッキングのリスクは低くなるはずです。

でも、その重要な1社・・にペイパル・・て名前のしらない会社に情報を預ける・・・のはイヤだって気持ちもわからなくないんですが、私だったら、どこの取り次ぎ会社かもわからない、存在自体もしらない会社に情報を預けるほうがイヤなんですが・・。

それに、大抵 電話でより深く不満を聞いてみると、やはり「聞いた事ある名前かどうか」が信頼の基準の方が多いんです。具体的には住友とか三井とかUFJが名前ついていたら安心する。

たしかに、日本でリアルに使うには安心なブランドな・・気がします。

ただし、私が思うのは、こういう銀行系の会社って、オンラインが主たる業務じゃないでしょ?VISAとかが発明されたのは、あくまでリアルの電話通信の時代に発明された古いシステムで、インターネット時代に発明されたシステムではありません。

だからその時代の感覚で一番信用があった銀行系の会社が取り次ぎを許されたんです。

でも、現在問題にしているのはオンラインでのカード決済の話。

オンラインのセキュリティ。つまりハッキングへの対応が、日本の会社がシリコンバレーのアメリカの会社に勝てる・・・はずがないじゃないですか?

技術力どうこう・・の前に、ガラパゴス化している日本の数百倍は、ハッキングの脅威にさらされていますので、アメリカの会社へのセキュリティの意識は、日本の会社の比ではありません。

それを証拠に・・・皆さんのPCに導入しているウイスル対策ソフト・・でメイド・イン・ジャパンしか使わないぞって人 を見た事あります??

もちろん、世界最大のオンラインに特化している決済会社・・なので、日本の取り次ぎ会社よりもセキュリティレベルが高いと想定しても、ハッキングされる脅威もおなじくらい高くなるという論理も成り立ちます。

この点においては私もリスクだなと感じておりますが、もしPayPalがハッキングされて情報漏洩した場面を想定してみても、おそらく今までのPayPalの企業姿勢をみていると情報漏洩した時点で、顧客に知らせて保証もされるだろう・と私は考えています(そういう安全を売りにしているし実際に保証は手厚いと感じる事が多い。また実際に問題が起きたとしても、保証できる規模がある会社なので)

一方、先述のとおり日本の取り次ぎ会社は、そもそもどこの取り次ぎを経由しているかが利用者にはわからない・・ので、情報漏洩したとしても、原因を特定しづらいので隠蔽しやすい環境にあるし(ハッキングされた会社が積極的に公表しない限りバレない)、損害を補償するにしても、PayPalよりも圧倒的に規模が小さい。

と言うわけで、僕は積極的にペイパルしか・・使わないようにしているんですけど・・日本では圧倒的に少数派だと思われます。(あくまで個人的な意見と感想を述べているだけなので、参考程度にして使う時は自己判断でしてください。僕はそう理解しているだけなので、もし仕組みの理解自体を間違ってたら、遠慮なく指摘してください

で・本題・・お客さまから請求額をみたら・・決済時より多く引き落としされている と連絡がありました

え??そんなケースは初めて。

より詳細にお客さまにヒアリングしてみると、決済額は19500円だけど 請求額には21000円と書いてある。しかも当店の名前がしっかりと。

ペイパルがアメリカの会社なのでドル建てで計算されるのか?? やっぱりペイパルは信用ならない・・・てなお話だったんですけど、そんな訳ないし・・・でも一体なにが問題なの??

で、こういう時にやっかいなのは、個人情報。当方がいくら調べようと思っても、決済の仕組みは、個人情報の塊なので、外部からは問い合わせしても教えてくれません。つまりお客さま自身で問い合わせする必要があります。
(当店からは実際に19500円しか請求していない事は当店側のPayPalアカウントを見ればわかるので、その場ですぐに確認しました。つまり問題はお客さまのPayPalアカウント内と考えられる為、当店からは調べる事ができない)

でも、知識ない一般のお客様が、自分で問い合わせして下さいって言われても、たしかに難しい。

そして個人情報に関わる事は、当店からPayPalに問い合わせしても教えてくれない・・と理由を伝えても、お店は対応してくれないって評価を下される・・。

だから、一旦 電話をきったあとで、いろいろ調べた結果・・・。

原因はペイパルではなくて、お客さまがペイパルに登録したカードが「ダイナースクラブのクレジットカード」だったからでした。

私自身、、クレジットカードのステータスなんか考えた事もない身分なのですが、どうやらステータスがあるカード・・らしいですね。

でも、いかんせん、ダイナースクラブ・・・は、PayPalが使える・・としているカードブランドには入っていないんです。

だから登録するときに、ペイパルがはじいてくれたらいいのですが、おそらくですがステータスのあるカードなので、ダイナースカードが使えない場合は、VISAとか・・次のブランドで登録されるのかな?

そういった場合に、ダイナースカードの場合は、なぜか自動的にドル建てで決済されるようなんです。

※ダイナースクラブカードでのFAQに解説 転載

PayPalはDiscover加盟店(海外加盟店)としてダイナースクラブカードをご利用いただけます。
海外加盟店であるため、実際に会員様にご請求する金額は、サービス利用時や商品購入時の円表示金額よりも高くなる可能性があります。


■なぜ高くなるのですか?

ダイナースクラブとPayPal間には直接契約がないため、Discover経由で決済が行われるためです。
PayPalは海外加盟店としての利用となり弊社とは外貨での精算となります。
決済時の表示価格がUSドル以外の通貨の場合は、PayPal側の採用しているレートでUSドルに換算された後、当社の換算レートで円に再換算されます。
なお、PayPal決済時には取引履歴画面およびPayPalからの確認メールが配信され実際の取引外貨額が通知されますのでご確認ください。


ということで、ダイナースクラブ・・をご利用の方は、ペイパル決済にカード登録するのは・・気をつけましょう。

余談・PayPalをよく利用している人でも、知らない人が多い情報として、PayPalは世界一の富豪(2021年1月時点)「イーロン・マスク」が創業者です。
スティーブジョブズとアメリカでは同列の尊敬をうけている起業家ですが・・テスラ(電気自動車)とかスペースXとか。とにかくやる事なすこと成功させて・・破天荒な言動でも知られている人らしいですけど、天才的なプログラマーだったので最初にPayPalの前身のX.com社を創業して、e-bayに200億で売却したそうです。
まーわかりやすく言うと、堀江さん(ほりえもん)の、さらにバージョンアップした感じの人・・でしょうか。
なぜか2人ともロケット打ち上げの事業しているし・・・
あー、こういう説明・・堀江さんみたいな人が創業者とか言うと、また「信用ならない」って人が出てきたりするかもw・・そういう部分じゃなくってイノベーション(革新)を起こせる人として似ているって意味です。

言いたいのは、PayPal社は2001年からあるのですが、日本で広まらないのはなぜ??
PayPalの回し者ではないですけど・・・個人的には一番便利で使い易いけどなぁ。

PayPal決済をアヤシイと疑う人・・私みたいに積極的に使いたい人・・の両者間には、お互いを理解し合えない深ーい溝があると常々思っているので、すんげー長い文章になってしまった・・




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